百貨店でのイベント開催にまつわる注意事項六か条
百貨店では連日、物販・展示・アミューズメントなど、様々なスタイルのイベントが開催されており、どこも大きな盛上がりを見せております。
しかし、実はその裏には、お客様に心から楽しんで頂けるよう、出展者として守らなくてはいけないマナーやルールがあることを忘れてはいけません。
マナーやルールの中には“百貨店ならでは”のものが設けられている場合もありますので事前の確認が重要になります。
本記事では『マナー』『振る舞い』『販売・商品』の3つに分けて百貨店のイベント出展に於ける注意事項を紹介いたします。
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『マナー』
イベントでお世話になる方たちへの挨拶、といった常識的なマナーは勿論ですが
百貨店ならではの厳粛なマナーも存在します。
企業・店舗毎にルールは異なる場合があるので事前に開催店舗へ確認しておきましょう。
①通勤/出退勤
一部交通機関の遅延でも、店舗は通常通りに開店するので遅刻・欠勤は厳禁です。
近頃は交通機関の遅れなど、特に人が集中する通勤時間帯には想定外の出来事が多く発生します。
会期中毎日、決められた時間までに出社できるよう、通勤時間は余裕を持っておきましょう。
また、やむを得ず遅れてしまう時には、必ず店舗担当者へ連絡を入れましょう。
時には急病に掛かったり、避けられない用事ができたり、どうしても出社できない事態が発生する可能性もあります。
万が一に備え、代わりに出勤できる人を確保しておくと安心です。
また、出社する際はお客様と同じ出入り口でなく、従業員通用口を利用します。
殆どの店舗は通用口が裏側にあり、初めて探すには見つかりにくい可能性が高いので、
『道に迷って時間に間に合わなかった』ということがないように事前にしっかり確認しておきましょう。
②身だしなみ
会期中は多くのお客様と接する為、身だしなみには通常以上の配慮が必要です。
百貨店には連日、幅広い年齢層の多くのお客様がいらっしゃいます。どのようなお客様に対しても不快感を与えない身だしなみを心掛けましょう。
歯磨きやフケなどのチェックのほか、女性ならメイク・爪、男性であればヒゲなど、TPOに合わせた清潔感溢れる身だしなみを心掛けましょう。
もし髪やネイルの色など、不安な点があれば事前に店舗へ問い合わせしておきましょう。
『会場での振舞い』
『イベント会場』も立派な店舗の一部になります。
会場での立ち振る舞いはお客様の目に留まり、お客様にとっては百貨店の従業員と同じである事を十分に認識しておきましょう。
③私語厳禁
販売員同士の私語はお客様にとって心地がいいものではありません。
お客様に不快感を与えない為にも、お客様がまばらな時間帯でも
緊張感を保ち、私語を慎む配慮を忘れないようにしましょう。
また、店舗にお客様として友人や知人が訪れた場合、長い間大きな声で話したり笑ったりしてはいけません。
一般のお客様に対し、失礼な言葉使い・態度を取っていると誤解を受けてしまう可能性があるからです。
会場に立っている間は、他のお客様が何かをお探しでないかなど、周囲の状況を常に確認することを心掛けましょう。
④施設の確認
休憩場所やトイレが会場から離れている場合もあります。
休憩時間が短い場合もありますので事前に飲食可能な場所やトイレなどは確認しておきましょう。また催事会場内では休憩時間の飲食は勿論、飴などの菓子類を食べることも厳禁です。
『販売・商品』
百貨店で販売されているものは決して安いものではありません。
その販売されているものの価格が価値を超えるものであり続けたからこそ、
300年以上の歴史を誇る企業が存在します。
⑤勝手に価格を変更しない
会期中は原則、同じ価格で販売するのが百貨店のルールです。
売行きが思わしくないからといって勝手に販売価格を変更することは許されません。
また、食品のように賞味期限があり、その日中に売切らなくてはならない場合は担当者の了承を得て価格変更を行ってください。
⑥誇大表現をしない
過度な効能をうたったり、根拠のない効果を提示することは厳禁です。
家庭用品品質表示法・食品表示法・景品表示法などに抵触しないよう必ず確認しましょう。
まとめ
今回は特に気をつけたいルールを6つご紹介しましたが
企業・店舗によって規則が異なる場合がありますので
勝手な判断はせず、必ず担当者に確認しましょう。
しかしながら、初めて百貨店催事に出店する際にすべてを網羅するのは難しい為、
自社のノウハウが蓄積されるまではプロと伴奏してみるのも一つの方法です。
イベマチでは百貨店ルールを熟知したスタッフが
企画段階から会期中の運営までしっかりエスコートさせて頂きます。
初めての方でも安心してイベント開催が可能ですので是非ともお気軽にご相談ください!